「私って、浮いてる?」不安な気持ちが軽くなる本

「私って、浮いてる?」不安な気持ちが軽くなる本 児童書

はじめに

世界に一人だけのうさ~♪
どうも、うさうさです。

もうすぐ新年度ですね。新年度になると、進学や進級、就職や異動など人間関係がリセットされることも多いですよね。

うさうさはあまり友達を作るのが得意ではなかったので、この時期になるとよく親うさに心配されました。うさうさ本人は一人も好きなので、親の心配をよそに、のほほんとしていたのですが。

うさぎなので、人間の世界ではやはり少し浮きます。自分はみんなとちょっと違うのかも、との自覚もありましたが、「変わってるね」と言われることも多くありました。

うさうさはあまり気にしないのですが、他の人とちょっと違う、浮いている自分は嫌だと感じる方もおられるでしょう。

そこで今回は、そんな不安な気持ちが少し軽くなるおすすめの本をご紹介します。 

うさうさ
うさうさ

もともと特別なオンリーワンなのよー。

こんなひとにおすすめ
  • 小学生〜大人
  • ちょっと浮いている人
  • 人と違う自分が嫌な人

『ぼくは、ういてる。』

概要

『ぼくは、ういてる。』なかがわ ちひろ/作 のら書店 2024年 978-4-905015-75-8

ぼくは、ときどき浮いている。そんなとき、同じ学校の山田ほのかさんも少し浮いていることに気が付いた。そのことをキッカケに仲良くなるけど、ある日元気がないように見えて……。

あらすじ

フワフワ浮いて

ぼくはときどき、ちょっと浮いている。20cmか30cmくらい。周りからは理解されなくて、怒られたり、笑われたりする。でも浮いているって、悪いことばかりじゃない。棚の上のクッキーを見つけられたりもするんだ。

うさうさ
うさうさ

文字通り、フワフワ浮いてるのよー。

発見

ある日、同じ学校の山田ほのかさんも浮いているってことに気が付いた。山田ほのかさんは胸の中に風船があるみたいだって言うんだ。二人で話しているとウキウキして一緒にスキップしながら帰ったんだ。

元気がなくて

だけど次の日、山田ほのかさんは沈んでいた。どうして沈んでしまったんだろう。思い切って声を掛けてみることにしたけれど、元気にさせるために、ぼくには何ができるのかな……。

終わりに

「みんなちがって、みんないい」金子みすゞさんの「わたしと小鳥と鈴と」の詩にもあります。みんなと同じではなくても、少し浮いていても、それで良いのです。普通の人なんていません。きっとみんな少し変わっていて、そこがみんなの自分らしさなんです。今回ご紹介した本は、そんな風に思えるようになる一冊です。

また、シリーズで『すてきなひとりぼっち』という本も出版されています(『すてきな〜』がシリーズ一作目)。こちらは、一人ぼっちになりがちな僕が、ある日迷子になるというお話。迷子になり本当の一人ぼっちになってしまったと不安になっていると、周りの大人たちが声を掛けてくれます。その温かさにほっとしつつも、一人で過ごす特別な時間にも気付くことができる、素敵なお話です。

うさうさ
うさうさ

あわせて読んで欲しいのよー。

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