ご挨拶
♪夢の中へ 夢の中へ
行ってみたいと思いませんか〜
うささ〜
どうも、井上陽水です。
間違えました。
どうも、うさうさです。
うさうさは人間界で暮らすうさぎです。
図書館で司書として働いています。
肉体労働!肉体労働!
そんな、うさうさが出会った本を紹介します。
怖い夢
今朝、泣きながら目を覚ましました。
怖い夢を見たのです。
夢はあくまで夢。
何も気にすることはありません。
でも何だか気持ちが鬱々とします。
夢に引っ張られているようです。
寝る前はイケうさの動画を沢山見て
幸せいっぱいだったはずなのに……。
夢の影響力っ!
そんな時、一冊の絵本を思い出しました。
うさが初めて読み聞かせをした絵本です。
当時大学生だったうさが図書館実習で読んだ、
思い入れのある絵本です。
子どもたちが普段経験することのないワクワクする本を探していました。
未知の世界を冒険して欲しくて……。
そんな時、夜の夢が舞台の絵本に出会いました。
今回ご紹介するのは、怖い夢を食べてくれるバクさんのお話です。
『だれもしらないバクさんのよる』
概要
こわいゆめを食べてくれるバクさん。
ある日さみしいゆめをみているヤマネコさんを見つけます。
でもこわいゆめしか食べたことのないバクさんですが
なんとかしてヤマネコさんを元気付けようとして……。
あらすじ
夜のお仕事
バクさんはみんなのこわい夢を食べるのがお仕事です。
みんなが寝静まった頃にお仕事を始めるので、
バクさんのことを知る人は誰もいません。
「こわいゆめほうちき」が鳴ると、
今日もバクさんはお仕事にでかけます。
表紙からすでに物語が始まっているのがポイント!
みんなのこわいゆめ
バクさんがうさぎさんのお家につくと、
うさぎさんは大嫌いなブロッコリーに取り囲まれる
こわいゆめをみていました。
でもバクさんはこわいゆめを食べることができます。
ブロッコリーおばけを捕まえて、ひとつ残らず食べてしまいます。
「ふー おいしかった。ゲプッ」
すると、今度はゆめの中においしそうなブロッコリーのレストランが現れます。
良い香りがして、うさぎさんもブロッコリーを食べてみたくなってきました。
安心したバクさんは、また次のお仕事に向かいます。
こわいゆめを食べるたあとに、
楽しいゆめを見せてくれるのよー。
さみしいゆめ
お仕事を終えてお家へ帰る途中、
不思議な音が聞こえるお家を見つけます。
おそるおそる入ってみると、
みんなにこわがられているヤマネコさんが
さみしくて泣いているゆめをみていました。
ヤマネコさんはみんなと仲良くなりたいのに
するどいつめと おおきなきばのせいで こわがられ、
さみしい思いをしていました。
ヤマネコさんの表情が切ない……。
ヤマネコさんのからだが……
こわいゆめしか食べたことのないバクさん。
さみしいゆめをどうしたらいいのか分かりません。
ヤマネコさんにあったかいお茶を差し出します。
飲み干して空になったコップを見つめるヤマネコさん。
さみしさからまた泣き出してしまいます。
見ると、なみだを流せば流すほど、
ヤマネコさんの体はどんどん小さくなっています。
そしてとうとうすっかり消えてしましました。
残されたコップには、
しょっぱいヤマネコさんのなみだが
なみなみと入っていました。
そしてバクさんは、そのなみだを使ったあることを思いつきます。
さて、ヤマネコさんはみんなと仲良くなれるでしょうか。
ヤマネコさんに笑顔になってほしいっ!
終わりに
もしかしたら、気付いていないだけで
私たちのもとにもバクさんが来ているのかもしれません。
怖い夢のあとに楽しい夢を見た日には、
そっとバクさんにお礼をしたいですね。
ちなみにバクさんのお話はもう一冊出版されています。
ご興味のある方はこちらもぜひ。
うさの「こわいゆめほうちき」も
鳴ってますよ!
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